次期米大統領のツイッター、フォロワー「0」から? 政権移行チームが反発
(CNN) 米ツイッターがホワイトハウス関連のツイッターのアカウントについて、政権移行時に自動的にフォロワーを新政権に引き継ぐことを認めないとした判断について、ジョー・バイデン次期大統領の政権移行チームが反発を示している。ツイッターが政権移行チームに伝えたところによれば、バイデン政権はフォロワー数が「0」の状態で始めなければならないという。
ドナルド・トランプ氏が2017年に大統領に就任した際には、オバマ政権から数百万人のフォロワーを引き継いでいた。当時は史上初となるツイッターでの「政権移行」だった。米大統領とホワイトハウスのアカウントにはそれぞれ1300万人を超えるフォロワーがいた。
約4年が経過し、大統領のアカウントのフォロワー数は3320万人、ホワイトハウスのアカウントは同2600万人。トランプ氏自身は大統領のアカウントとは別の個人のアカウントも保有しており、こちらのフォロワー数は8850万人となっている。
政権移行チームのロブ・フラハティー氏はツイッターへの投稿で、2016年はトランプ政権はオバマ大統領のツイッターのフォロワーを引き継いだと指摘。さらに、2020年にツイッターから知らされたのはバイデン政権はフォロワーが0人から始めなければならないということだと述べた。
フラハティー氏は今回の決定について、ツイッターによるもので、大統領によるものではないと述べた。
ツイッターは声明で、複数のホワイトハウス関連のアカウントについて、既存のフォロワーが自動的に引き継がれるわけではないと説明。その代わり、ツイッターはこれらのアカウントのフォロワーに対し、コンテンツが保存されることと、バイデン政権の新しいアカウントをフォローするかどうかの選択肢が与えられることについて通知する。例えば、現在ホワイトハウスのアカウントをフォローしている人には、コンテンツが「@WhiteHouse45」として保存されることを通知し、さらに新しいホワイトハウスのアカウントをフォローする選択肢が提供される。