疲労顔など新しい絵文字8種類、スマートフォンに登場
ニューヨーク(CNN) 疲れ切って目の下にくまができた顔など8種類の絵文字が新しく登場する。
新しい絵文字は疲労顔のほか、根菜、ハープ、葉のない木、指紋、シャベル、紫色のスプラッター、英仏海峡に浮かぶサーク島の旗の8種類。数カ月前から絵文字参照サイトのエモジペディアにサンプル画像が掲載され、絵文字の国際規格を管理する非営利団体のユニコードコンソーシアムが承認した。
エモジペディアによると、新しい絵文字は今後数カ月から2025年にかけ、スマートフォンなどさまざまなデジタル端末で使えるようになる。
疲労顔の絵文字はワールド・エモジ・アワーズで60%を超す票を獲得して「最も期待される絵文字」に選ばれた。スプラッターは2位、シャベルは3位だった。
葉のない木は、干ばつや気候変動への認識を高めてもらう目的で、ブライアン・バイハキさんがユニコードコンソーシアムに提案した。
「干ばつは自然の気候サイクルの一部であり、樹木は何百万年もの間、そうした過酷な状況に適応してきた」「しかし気候が変動して干ばつの頻度が高まり、短期間で別の場所にまで広がっている」とバイハキさんは指摘する。
絵文字はアップルのiOSやアルファベットのアンドロイドなどのOSごとに、独自のデザインが加わっている。
そうした解釈が物議をかもすこともある。例えばグーグルは、グラスに半分しかビールが入っていないのに泡が宙に浮いているように見える絵文字や、ハンバーガーのパテの下にチーズがある絵文字をデザインした。両方ともその後修正されている。