子ども時代に行っておきたい世界の重要スポット10選
ベローズ氏のおすすめは、オープンカーを借りてサンフランシスコを出発し、複数の農場を通過し、カリフォルニア沿岸までドライブするプランだ。このドライブコースの大部分は自然が保護されており、途中で探検も可能だ。見所の1つが、ビッグサーのすぐ北にあるポイントロボス州立保護区公園だ。
「子どもたちはそこで、ある場所を心から愛すれば、その場所を守れることを学ぶ。海岸線の大部分は保護されており、きちんと守れば美しい景観を維持できることが分かる」
グランドキャニオン
子どもたちがグランドキャニオンの地層を見下ろした時、それが彼らにとって地球の地質を理解する第一歩だ、とベローズ氏は語る。ベローズ氏は、グランドキャニオンを構成する地層や野生動物を子どもたちに見せるよう勧める。
「(グランドキャニオンを見て)子どもたちは、われわれが無から突然生まれたわけではないことを理解する。(グランドキャニオンの地層は)いわば世界の薄いサンドイッチだ。われわれもいつか、これらの層の1つになる」
チェサピーク湾(メリーランド州)
チェサピーク湾は米国最大の河口域であり、多くの川、湿地、湾で構成されている。ベローズ氏は「私の子どもたちは、ここでオタマジャクシを探したり、カニを捕まえたりしながら育った。大変素晴らしいことだ」と語る。またアサティーグ島国立海岸では、マーガライト・ヘンリーの児童小説「シンコティーグのミスティ」に登場する野生のポニーも見られる。
米国議会図書館(ワシントン州)
米国議会図書館は、職員数3800人、書架の長さの合計約805キロ、所蔵品の総数1億2800万点(毎日約1万点ずつ増えている)を誇る世界最大の図書館だ。
「議会図書館に入ったら、あなたは子どもたちに、ここは図書館だが同時に宝庫でもあると言うだろう」とベローズ氏は語る。ここに来れば、子どもたちは音楽、地図、スポーツ、ユーモアなど、自分の好きな物に関する本や資料がきっと見つかる。