子ども時代に行っておきたい世界の重要スポット10選
この修道院跡は、大変ユニークな方法で発掘が行われている。訪問者は、その場で発掘の短期集中コースを受講すれば、すぐに発掘を開始できる。そして、発掘している訪問者の隣で、考古学者や地質学者が発見された物を記録していく。
現地には幼い子どもたちが遊べるキャンプがあり、そこで重い石おのを持ち上げたり、鎖かたびらを着たりして走ることができる。年上の子どもたちは、映画「ブレイブハート」に登場したトリム城の見学ツアーに参加すると良い。トリム城は、かつて商業、宗教の中心地だったトリムの村を守るため、ヒュー・ド・レーシーとその息子ウォルターが1170年代に建設を開始したアイルランド最大のアングロ・ノルマン様式の城だ。
マスコーカ(カナダ)
ベローズ氏は、カナダのオンタリオ州の州都トロントから北に2時間行った所にあるマスコーカで育った。「ここはチェサピーク以上に、子どもたちが思う存分、大自然と触れ合える場所だ」とベローズ氏は語る。
ベローズ氏によると、この地域は1600以上の湖があることで知られ、誰でも山小屋を借りて、電子娯楽のない生活が送れるという。「非常にシンプルな生活だ。何日も靴を履かずに過ごし、裸足で走りまわれる」(ベローズ氏)
ガラパゴス諸島
チャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス諸島で進化論を構築した。近くの島々には異なる生態系が存在し、動物たちは異なる方法で環境に適応してきた。
「世界にこんな場所は他にない」とベローズ氏は語る。「私はこれまで2度、ガラパゴス諸島を訪れた。最初の訪問で、ダーウィンが言っていたことに気付いた。瓜二つの2羽の鳥が違う鳴き方をする。まるで、二人とも英語を話すが、1人はブルックリン出身で、もう1人はボストン出身のような感じだ」
動物たちは人間を怖がらないので、子どもたちはイルカやカメといっしょに泳いだり、アシカの近くで遊んだりもできる。しかし、すべてが平和というわけではない。ベローズ氏は「アシカがサメに襲われたり、カメが互いに寄りかかりながら死んだりしているのを目撃した」という。「昼間にビーチで、カニが未熟な状態で孵化し、徐々に衰弱する様子を目撃する。しかし、これこそがダーウィンの進化と適者生存の理論だ」
厳しいが、極めて重要な人生の教訓だ。