子ども時代に行っておきたい世界の重要スポット10選
(CNN) 子どもたちは旅を通じて世界に実在するさまざまな素晴らしい物、場所、生物に触れ、それまで本でしか読んだことがなかったテーマに対する見方、考え方を変える。それにより、文字通り彼らの人生は変わる。
ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌の編集長で、ナショナル・ジオグラフィック協会の「子どもの人生を変えられる100カ所」の著者でもあるキース・ベローズ氏は、「大人は邪魔をせず、経験を通して子どもたちを強制的にどこかに連れて行くのはやめるべきだ。子どもたちに自分たちの視点で1つの場所をじっくり体験させる。それはまさにマジックだ。単にその場所だけではなく、その体験自体がマジックなのだ」と語る。
そこで今回は、子どもたちが世界の多様性に目覚め、さらに自分たちが何に関心を持ち、将来大人になった時に自分の子どもたちをどのように導けば良いかが分かる場所として、ベローズ氏が選んだ10カ所を紹介する。
マルコ島(フロリダ州)
マルコ島には、フロリダの昔ながらの素朴かつ魅力的なビーチが数多くある。子どもたちはビーチに大喜びし、大人は壮大な自然の中でこっそり科学に浸るのもいい。
イルカウォッチングを行うクルーズ船「ドルフィン・エクスプローラー号」に子どもたちを乗せて、彼らを市民科学者にしてみてはいかがだろう。クルーズ船の船長は、「10000アイランド・ドルフィン・プロジェクト」の創始者であるクリス・デズモンド氏だ。子どもたちはデズモンド船長の指示で、発見したイルカの家族構成や行動、さらに鮫に噛まれた跡などを細かくメモする。そして船に同乗する大人の生物学者たちが、子どもたちが集めたデータをコンピュータに入力する。また、未知のイルカを発見した子どもには、特典としてそのイルカの命名権が与えられる。
ビッグサー(カリフォルニア州)
サンフランシスコからビッグサーに向かう道は、ベローズ氏が世界で一番好きなドライブコースかもしれない。ベローズ氏はこれまでに、このコースを少なくとも40回か50回走ったが、決して飽きることはないという。