外国から見た日本、東京訪問前に知っておくべき11のこと
(CNN) 2011年の東日本大震災や原子力発電所事故の影響で落ち込んだ東京の観光業が回復してきた。
日本政府観光局(JNTO)によると、2013年1月から8月までの観光客到着数は、前年同期から21%増加したという。観光客が増加した要因として、2020年の東京オリンピック開催決定や安倍政権の景気対策などが挙げられる。
今回は、東京を訪れる前に知っておくべき11のポイントを紹介する。
1.チップは不要
気配りの良いサービスは、日本のおもてなし文化の一部であり、日本ではごく当たり前のことだ。タクシーや美容院でチップを要求されることはなく、ホテルのドアマンやバーテンダーにもチップを渡す必要はない。レストランによっては、代金にサービス料が含まれているところもある。
2.人も車も交通ルールを守る
人口3500万人の東京圏は、世界で最も人口密度の高い都市圏の1つだが、人々はきちんと秩序を守っている。車は左側通行を厳格に守り、広い歩道を歩く歩行者も車と同様に道の左側を歩くという暗黙のルールを守っているようだ。エスカレーターは東京では左側に立ち、右側は歩く人のためにあけている。これは大阪では反対のようだ。
3.歩きたばこは厳禁
東京のバーやレストランは、小さくて家庭的な店ほど喫煙者に優しい店である可能性が高い。また多くの新幹線にはまだ喫煙車がある。一方、歩道では公共の灰皿の周辺を除き、多くの場所で喫煙が禁じられている。歩きたばこをしているとパトロール隊に呼び止められ、注意される。
4.電車とバスの利用はカード1枚でOK
以前は路線ごとに切符を買う必要があったが、現在は入金(チャージ)機能を搭載したICカード「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」を利用することにより、乗客はすべての路線でスムーズな乗り換えが可能だ。