ロッテルダムが欧州の新しい「クールな都市」かもしれない13の理由
建物の中央にある共用部分に座るもよし。ウォーターフロントを見渡せる席に座るのもいい。
野菜を栽培できる
最近、食べ物がどこから来るのか見当もつかない都会の若者が多いが、「Uit Je Eigen Stad」はロッテルダムの若者に農業に挑戦するチャンスを与えている。
このプロジェクトの名前は「自分の町から」という意味で、ロッテルダム西郊のかつてのさびれた波止場地域を拠点としている。
この農場で収穫された野菜は、現地のレストランや、ロッテルダム中央駅にあるカフェやレストランで味わえる。
ロッテルダムでは、環境保護の観点から食料輸送を減らす取り組みとして、屋根の上でも果物や野菜が栽培されている。
水上に浮く建築
ロッテルダムを拠点とする建築家のチームが、水上に浮かぶ住居の建設計画を作成している。水上の広大な空間を利用し、都市の居住空間の最大化を図るのが目的だ。
ニーウマアス川の南側に位置するレインハヴェンでは、フローティング・パビリオンを使ったイベントも多数開催されている。
年内にロッテルダムでオープン予定の水上の農場、フローティング・ファームでは、間もなく牛の乳搾りも始まる。
フローティング・ファームを設計した建築家ピーター・ファン・ヴィンゲーデン氏は、こうした自立型の水上農場について、各都市が将来、増え続ける市民に食べ物を供給する一方で、土地への負担を減らすための1つの手段になるかもしれないと考えている。
常に革新的な建築を愛する
ロッテルダムで現代建築が多く見られるのは、1940年5月14日に起きたドイツ軍による空爆で多くの歴史的名所が破壊されたためという人もいる。しかし、第2次世界大戦前にも、1930年代に建てられたモダニズム建築の邸宅、ゾンネフェルト邸など、多くの新しい建物が建てられていた。