ロッテルダムが欧州の新しい「クールな都市」かもしれない13の理由
またマルクトハルの天井には世界最大級のイラストが描かれている。
オランダ人アーティスト、アルノ・クーネンによる約1万1000平方メートルの巨大で色鮮やかな壁画「豊穣(ほうじょう)の角」には、夏空から落ちて来る果物、牧草を食べる牛、花などが描かれている。この壁画が描かれているパネルには防音効果もある。
そして、オランダで最高の新しいカクテルバー
カクテル好きの人はカクテルバー「Stirr」に直行すべきだ。このバーは、2016年にエスクァイア誌上でオランダのベスト・ニュー・カクテルバーに選ばれた。
口ひげを生やしたバーテンダーが、いつでも客の好みに合わせたカクテルを作れる状態で待機している。彼らはバー独自のリキュールたビター、シロップを使ってカクテルを作る。
Stirrは、れんが造りの外観とヒップホップ音楽で、伝統的にカクテルよりビールを好む港湾労働者や工員が多いこの都市に、今までにない新しい場所を提供している。
実際に「クール」な場所がある
多くの都市にクール(おしゃれ)な場所として広く認知されている地区があるが、ロッテルダムには文字通り「クール地区(オランダ語では『コール』と発音する)」がある。
この地区は1816年までロッテルダムとは別の市だった。今は、大通りに多くの店やレストランが並ぶにぎやかな場所だ。
現在、2020年までにロッテルダム市役所の前を走る広い街路「コールシンゲル」を再開発する計画が進行中で、このプロジェクトが完成すれば、交通量は減り、歩行者やサイクリストのためのスペースが拡大する見通しだ。
市民はサーフィン好き
ロッテルダムはここ数年、より良い都市に生まれ変わるための協力を市民に要請してきた。その結果、住民から資金獲得のための複数のプロジェクト案が出され、投票で最も人気の高いプロジェクトが選ばれた。