自由の女神像、混雑対策で業者のガイドツアー禁止に 米NY

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混雑対策でガイド付きのツアーが禁止となる/Spencer Platt/Getty Images

混雑対策でガイド付きのツアーが禁止となる/Spencer Platt/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市の屈指の観光名所である「自由の女神」像で今月19日から混雑緩和の対策が講じられ、業者によるガイド付きの見学ツアーが禁止されることになった。

リバティー島にある女神像を管理する米国立公園局によると、観光客数は過去10年で600%の激増を記録。業者のツアー参加者は全体の訪問客の約4%を占めるのみだが、大人数の団体客が目立ち、混雑状態となったり、館内通行に支障が出たりするなどの弊害も出ていた。

自由の女神は1984年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定された。

ガイド付きツアーが禁止される場所は、改修された自由の女神の博物館の内部、台座の6階相当部分にある展望台やエリス島の移民博物館など。ただ、ひょうやみぞれまじりなどの悪天候に襲われた場合は例外となり、ツアーの責任者らの移民博物館の手荷物保管所への出入りを許し、客に対する館内の基本的な説明を認める。

新たな規制が始まる5月19日は新装となる自由の女神の博物館の公開日に当たる。同博物館には1980年代から一般公開されていなかった初代のたいまつも展示される。

一部のガイドは新たな規定に反発している。代替案や全ての当事者の立場に配慮した合意案を作成する時間も与えられなかったなどとの不満を漏らしている。ガイドを長年務めている男性は地元紙ニューヨーク・タイムズに、今回の規則が導入されれば、「私のキャリアは基本的に終わる」とこぼした。

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