「最悪」の航空会社は? 長距離便などの乗客調査
(CNN) 英国の消費者監視団体は21日までに、航空会社のサービスに関する旅行客のアンケート調査結果を発表し、長距離便で最悪級の評価を得たのはアメリカン航空と英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などだったと報告した。
同団体「Which? Travel」による調査は毎年実施しており、今回は旅行客6500人以上が対象。顧客対応や搭乗でのサービス面、機内の環境などを尋ねた。
BAは短距離便や長距離便で機内食や飲み物サービスの質、座席の居心地や航空券購入に見合う価値などで不満が目立ったという。
最悪の長距離便運航会社とされたのはアメリカン航空で、その評価は48%だった。同社の広報担当者はCNNの取材に、顧客の意見は極めて重要視していると指摘。「今回の調査結果には失望したが改善の余地は常にある。今後も優れたサービス提供に努める」と話した。
短距離便や長距離便でのBAの評価は55%で、それぞれ下から3番目と2番目だった。同社は声明で、今回調査の正確性に異議をはさんだ。同社独自の調査データに言及し、「満足度の評価は上がり続けているはずだ」と主張、新たな機材調達や機内食、ラウンジ、技術などに巨額の投資をしている事実に注意を向けた。
短距離便で最悪の航空会社と名指しされたのはライアンエアで評価は44%。ブエリング航空の54%、ウィズエアの56%などが続いた。一方、最高の評価は手ごろな値段で素晴らしいサービスを提供しているとのジェット・ツーが得た。
長距離便ではシンガポール航空が最良の評判を獲得し、エミレーツ航空やヴァージン・アトランティック航空も称賛された。