没収の短銃類、昨年1500丁以上に増加 米国内の空港保安所

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TSAの提供写真

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ワシントン(CNN) 米運輸保安庁(TSA)は3日までに、米国内の空港の手荷物検査所などで昨年没収した小火器類の総数は1500丁以上を記録したと報告した。1日当たり平均4丁以上が取り上げられた計算となる。

2011年に没収された短銃などは1320丁で、実弾入りの銃も多かった。12年に没収件数が増えた理由は不明。TSAの検査技術の向上などが寄与したのかなどもわかっていない。

TSAの報道担当者は、空港に銃など持ち込んだ原因については、機内への携行禁止を知らなかったり、バッグの中に入っているのを忘れたりした例が大半とみられると指摘した。

昨年の空港別統計の没収件数では、11月末時点でアトランタのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港の80丁が最多。ダラス・フォートワース国際空港の75丁、フェニックス・スカイ・ハーバー国際空港の50丁、ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港の48丁、デンバー国際空港の36丁などが続いた。

TSAの規定によると、実弾をこめていない銃を頑丈な容器に入れて施錠し、航空会社への預託荷物に入れた場合は持ち込みは可能となる。ただ、航空会社への申告が義務付けられ、地元の銃関連法の順守も求められる。

銃や弾薬、小火器類の部品、精密な模造品の機内への持ち込みは禁止されている。この他、スタン銃、水中銃や爆発しない手りゅう弾なども禁じられている。昨年12月には内部に剣が仕込まれていた歩行用のつえが没収された例もあった。

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