スーパーチューズデーで見えた6つのポイント
4.ついに一勝を挙げたルビオ氏
これまで2位、3位という結果が続いていたルビオ氏は、スーパーチューズデー以降に地元フロリダなどで追い上げるシナリオを描いてきた。
1日はミネソタの党員集会で念願の一勝を挙げたものの、先週来トランプ氏への攻撃に多くの時間を費やしてきた同氏にとっては、全体として思わしくない結果といえる。
この先、舞台はミシガンへ、さらに地元フロリダをはじめ、同氏が得意とする「教育水準の高い郊外の穏健派」が多い大票田の5州へと移る。しかもフロリダやオハイオは「勝者総取り」方式だ。同氏は1日夜、CNNとのインタビューで「勝負はそこからだ」と語った。
5.持ちこたえたサンダース氏
民主党のレースはほぼ予想通りの展開となり、サンダース氏はコロラド、ミネソタ、オクラホマ、バーモントの4州を順当に押さえた。
もう1カ所だけ、同氏が有力視されていたのはマサチューセッツ。地元バーモントと隣接するリベラル派の拠点だが、ここでは勝利を挙げることができなかった。
サンダース氏は1日夜のインタビューで「勝者総取り方式の争いではないから、代議員の数ではクリントン氏に引けを取らないはずだ」と述べ、撤退の意思はないことを強調した。
同氏は2月だけで4200万ドル(約48億円)の資金集めに成功した。また、一刻も早くレースを終わらせたいクリントン氏との間で、6日夜にもう1度討論会を開くことを提案し、同意を取り付けている。同氏にとって、8日のミシガンと15日のオハイオを押さえられるかどうかが分かれ目となりそうだ。