米主要都市の凶悪犯罪、前年比で急増 殺人は307件の増加

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米国の主要都市で発生する凶悪犯罪の件数は、前年同期を大幅に上回っている

米国の主要都市で発生する凶悪犯罪の件数は、前年同期を大幅に上回っている

(CNN) 全米の主要都市で今年に入って起きた殺人などの凶悪犯罪が前年に比べて急増していることが、25日に公表された報告書で明らかになった。

報告書は主要都市の警察署長などでつくる団体MCCAが発表したもので、全米の大都市で発生した殺人、強姦、強盗、暴行、銃撃などの凶悪事件に関する51の司法機関の統計をまとめた。

それによると、今年に入ってこれまでに発生した殺人の件数は、前年同期より307件多かった。

強盗も1000件超、加重暴行は2000件超、死者を伴わない銃撃事件は600件超、それぞれ増加した。凶悪犯罪の中で唯一増えなかったのは強姦事件のみだった。

シカゴ警察が扱った殺人事件は316件と突出して多く、前年比で48%増加。カリフォルニア州ロサンゼルス郡保安官事務所管内での殺人事件は前年同期の85件から今年は110件に増え、同州サンノゼでも昨年の2倍を超す25件の殺人事件が発生した。

米最大都市ニューヨーク市の統計は、今回の報告書には含まれていない。

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