ISISを「今後1年で打倒する」 米軍幹部
(CNN) イラクやシリアで米軍主導の有志連合による過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦が続くなか、作戦を指揮するスティーブン・タウンゼンド中将は22日までに、イラクの首都バグダッドにある本部からCNNとのインタビューに答え、「今後1年間のうちにイラク、シリアのISISを打倒する」と表明した。
「打倒」が何を意味するかという問いには「ISISのいうイスラム帝国がもはや存在せず、人口集中地区を支配していない状態」になることだと述べた。
タウンゼンド中将は、野心的な目標であることには気が付いているとしながらも、「それが目標だ。そうすることを目指している」と述べた。
また、シリア軍機がシリア北部の米軍部隊の拠点近くを空爆したとされる問題について、タウンゼンド中将は、もし再び戦闘機などで部隊が展開している地域が攻撃を受けた場合、部隊を守ると言明した。
タウンゼンド中将は、米軍はロシアに米軍の位置を伝えており、それはシリア側に伝えられていると指摘。「もし脅威を感じることがあれば、自衛すると伝えた」としている。