オバマ氏が学生と対話、退任後初の公の場 政治には触れず
また、2004年の演説で有名になった「赤(共和党)の州も青(民主党)の州もない、あるのはひとつの合衆国だ」という一節は「野心的なコメント」だったと、自虐的な発言で笑いを誘った。
オバマ氏はさらに、メディアの政治化やインターネットが国民の分断を加速させていると懸念を示した。若者が盛んに利用するソーシャルメディアについても注意を促し、「私が高校時代に何をしたか、その写真を全て見られていたら、おそらく大統領になっていなかっただろう」「皆さんには自撮り写真や被写体について、もう少し慎重になることを勧める」と語り掛けた。
イベントの最後には、「私は自分の望む通りに物事が進んでいないと思われる時も、常に将来を楽観視している。皆さんのような若い人たちのおかげだ」と言葉を結んだ。