ポンペオ米国務長官、イランを非難 「弾道ミサイルの発射実験」

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ポンペオ長官が、ミサイル発射実験を実施したとしてイランを非難した/Alex Wong/Getty Images

ポンペオ長官が、ミサイル発射実験を実施したとしてイランを非難した/Alex Wong/Getty Images

ワシントン(CNN) ポンペオ米国務長官は1日、イランが最近、国連安全保障理事会決議に違反して中距離弾道ミサイルの発射実験を実施したとする声明を出した。

ポンペオ氏によると、発射されたのは複数の弾頭を搭載することが可能で、欧州の一部や中東全体を射程に収める弾道ミサイル。同氏は声明で「イランは安保理決議により、核搭載可能な弾道ミサイルに関連するいかなる活動も禁止されている」と指摘した。

安保理では2015年にイラン核合意を承認する決議が採択されていた。しかしトランプ米政権は今年5月、この合意からの離脱を表明。11月には合意に基づき解除していた対イラン制裁を再発動した。

米政権高官がCNNに語ったところによると、イランのミサイル実験は米戦略軍が運用する衛星網で検知された。

ポンペオ氏は声明で「これまでも警告してきた通り、イランはミサイル実験と拡散をエスカレートさせている」と主張。同国に対し、核搭載可能な弾道ミサイル関連の全活動をただちに停止するよう求めた。

米国のマティス国防長官も同様の声明を出し、「イランの脅威は多方面に及んでいる」「現時点で戦略上の脅威レベルは北朝鮮ほどの世界規模ではないものの、地域的に重大な脅威であることは間違いなく、放置すればさらに拡大する可能性がある」と述べた。

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