民主エイブラムス氏が反論演説、政府閉鎖の責任を追及

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米民主党のエイブラムス氏がトランプ大統領の一般教書演説への反論演説に臨んだ/Jessica McGowan/Getty Images North America/Getty Images

米民主党のエイブラムス氏がトランプ大統領の一般教書演説への反論演説に臨んだ/Jessica McGowan/Getty Images North America/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領の一般教書演説を受けて、野党・民主党のステイシー・エイブラムス氏(45)が5日夜、反論演説を行い、最近まで続いた政府閉鎖の責任はトランプ政権と共和党指導部にあると主張した。

エイブラムス氏は昨年秋の中間選挙で南部ジョージア州の知事選に出馬し、激しい接戦の末に小差で敗れた。民主党の黒人女性が反論演説に起用されたのは初めて。

同氏は演説で、米史上最長の期間に及んだ政府機関の一部閉鎖を「大統領が仕組んだ宣伝行為」だと批判。共和党指導部は国民の実生活を無視しているか、あるいは理解できていないかだと主張した。

閉鎖期間中、休職に追い込まれた連邦職員への配給ボランティアに自ら参加した経験を振り返り、「連邦職員の暮らしを政治ゲームの駒に使うとは恥ずかしいことだ」とトランプ政権を非難した。

民主党が優先する政策目標を列挙したうえで、「これらの目標はいずれも投票権の保障という基盤がなければ達成できない」と述べ、全ての有権者が発言できる民主主義社会を目指すことが「次なる闘い」だと訴えた。

同氏は知事選で戦ったケンプ知事が当時、州務長官の立場を使って民主党支持者の投票を妨害したと主張してきた。

反論演説では銃規制や移民制度改革、気候変動対策などに言及して、トランプ氏との立場の違いを強調した。現政権が不法入国者の子どもを「おり」に入れて家族を引き離したと非難し、米国をより強くするのはトランプ氏が建設を主張する国境の壁ではなく「移民の存在」だと語った。

エイブラムス氏をめぐっては、2020年の選挙で上院議員に立候補することを検討中との情報がある。

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