米郵政公社、軍用犬描いた記念切手発行へ 勇気と忠義称える
(CNN) 米郵政公社(USPS)はこのほど、2019年に発行する記念切手の図案として「国家のために働く勇敢で忠実な軍用犬」のイラストを採用することを発表した。
切手に描かれるのはジャーマン・シェパード、ラブラドール・レトリバー、ベルジャン・マリノワ、ダッチ・シェパードの4種。いずれも軍隊での業務に従事していることで知られる犬種だ。
切手は4種類あり、赤色もしくは青色を背景にした白い星の上にこれらの犬が1頭ずつ、それぞれの種類の名とともに収まっているデザイン。USPSは配色について、米国旗と愛国心を表していると説明する。
米軍は第1次世界大戦から軍用犬を使用しており、現在は世界各国の米軍基地に推計2300頭が所属する。兵士らとともに危険な任務に従事するほか、鋭い嗅覚やコンパクトな体型を駆使して救助・捜索活動にも臨む。
ニュージャージー州のホルムデルには、米軍の軍用犬を顕彰する記念碑が建っている。本来はベトナム戦争に従軍した軍用犬のためのものだったが、現在は軍務に就くすべての犬たちをたたえる場所となっている。
米動物愛護協会のロビン・ガンザート会長はCNNに対し「軍用犬は、あらゆる面で兵士たちと全く同様に扱われる」と説明した。