ISIS支配地域の「100%奪還」、来週にも発表へ トランプ氏

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ISISを主題とした会合に出席したトランプ米大統領=6日、ワシントン/Susan Walsh/AP

ISISを主題とした会合に出席したトランプ米大統領=6日、ワシントン/Susan Walsh/AP

(CNN) トランプ米大統領は6日、米国務省で行われた過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を主題とした国際会議で、シリアとイラクのISISの支配地域について、事実上全てが解放されたとの見方を示した。

トランプ氏は「米軍や有志連合、シリア民主軍(SDF)が、シリアとイラクでかつて支配していた地域の全てを事実上解放した」と指摘。ISIS支配地域を100%奪還したことについて来週のどこかの時点で正式に発表されるだろうとの見通しを示した。

複数の国防当局者によれば、トランプ氏が来週にも有志連合がISISの支配地域を100%奪還したと発表する可能性がある。発表のタイミングは、軍がホワイトハウスに対し、ミドルユーフラテス川渓谷の最後の部分について、ISISがもはや支配していないと、いつ伝えるかにかかっているという。

トランプ氏は演説でISISに対する米軍の勝利を称賛した。しかし、ISISの最高指導者であるアブバクル・バグダディ容疑者については言及しなかった。

情報筋2人よれば、同容疑者が死亡したとの証拠がないため、現在も同容疑者は生存しているとの前提で各機関は作業を進めているという。米当局者は同容疑者がどこにいるのか分かっていないと述べている。非公式の評価では、ISIS支配地域のどこかに潜伏しているとの見方についても懐疑的だという。

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