交際相手を殺害、遺体写真をシェアした疑い 21歳男を拘束
(CNN) 米ニューヨーク州中部の都市ユーティカの警察は16日までに、ソーシャルメディア上で知り合った交際相手の女性を殺害し、遺体の写真をチャットアプリ上に流した疑いで、21歳の男を拘束した。
殺害されたのは、この春高校を卒業したビアンカ・デビンズさん。複数のアプリ上で自撮り写真や日常生活の様子を公開し、ゲーム愛好者らを中心に人気を集めていた。遺族によれば、秋には地元の大学に進学する予定だった。
ブランドン・クラーク容疑者とは2カ月前にインスタグラム上で知り合い、親しく交際するようになった。2人は13日、ニューヨーク市内のコンサートへ出かけた。午後10時すぎに帰りの車で口論になったとされる。
クラーク容疑者はデビンズさんを殺害し、その写真を撮ってゲーム愛好者のチャットアプリ「ディスコード」に投稿した疑い。投稿を見たユーザーらがユーティカ警察に通報した。
警察は14日朝、女性を殺したと話す男が自殺を図ろうとしているという複数の通報を受けて出動。現場に到着すると、クラーク容疑者が自分の首を刺し始めた。
容疑者はその後、地面の上に広げたシートの上に横たわった。シートの下から茶色の髪が見え、容疑者は自分が殺した女性の髪だと供述した。
デビンズさんと確認された遺体には、首に激しい損傷がみられたという。
クラーク容疑者は緊急手術を受け、一命を取り留めた。詳しい取り調べを受けた後、起訴される見通しだ。