モール吹き抜けで落とされた男児が退院 犯人は禁錮刑に
(CNN) 米中西部ミネソタ州ミネアポリス南郊のショッピングモールで見知らぬ男に襲われ、吹き抜けの3階から落とされて重体となった男児(5)が退院し、自宅に帰っていることが分かった。
インターネット上で広く寄付を募るクラウドファンディングのサイト「ゴーファンドミー」で、家族が情報を更新した。
男児の身元は公表されていない。事件で複数の傷を負って何カ月も集中治療室に入り、院内でハビリを続けていた。今後は外来でリハビリに通いながら、家庭と学校での生活を再開するという。
エマニュエル・アランダ受刑者(24)はモールのカフェの前で、母親と一緒にいた男児をいきなり抱き上げ、約12メートル下のフロアに落とした。犯行前日に同じモールで大人を殺そうとしたがうまくいかず、出直して子どもを狙ったと供述した。5月に計画的殺人の罪を認め、禁錮19年の刑を言い渡された。
男児の家族は今週、支援者らに向けたメッセージで、「皆さんが私たちに希望を与えてくれた」と感謝の意を表した。