民家で親子5人死亡、銃で無理心中か 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州サンディエゴ市内の民家で16日、無理心中とみられる銃撃があり、子どもを含む家族5人が死亡した。
子どもたちの父親(31)がけん銃で家族を撃った後、自殺したとみられる。撃たれた母親(29)と子ども3人が死亡した。
母親はかねて家庭内暴力の被害を訴え、15日に保護命令が適用されていた。父親は同日早朝、母子のいる家に入り、口論の末に発砲したとみられる。
通報を受けて出動した警官らがドアをノックしたが反応はなく、窓から中を見ると血まみれで倒れている子どもが見えた。警官らは窓を破って家に入り、床に倒れた数人とけん銃1丁を発見した。
父母と3歳の子どもはその場で死亡が確認され、5歳、9歳、11歳の子どもが病院へ運ばれた。このうち2人は死亡し、残る1人は重体で緊急手術を受けている。
警察責任者は事件を受け、家庭内暴力は街中で毎日起きていると指摘。このような悲劇が繰り返されないよう、被害者は恐れずに助けを求めてほしいと呼び掛けた。