モルソン・クアーズ施設の発砲、5人死亡 犯人は自殺 米ミルウォーキー
米ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるビール大手モルソン・クアーズの複合施設で26日に起きた発砲事件で、警察は同社の従業員5人が殺害されたと発表した。
警察によると、発砲したとみられるミルウォーキー出身の51歳の男は、自らを銃で撃って死亡した。
現場は同社のオフィスと醸造施設2棟からなる複合施設で、事件当時1000人を超える従業員が勤務していた。
トランプ米大統領は新型コロナウイルス対策に関する会見の際、事件に言及。犯人を「ろくでもない殺人者」と非難するとともに被害者とその家族に対して哀悼の意を示した。
現場では数時間にわたり、警官や特別機動隊(SWAT)の隊員、連邦捜査局(FBI)の捜査員ら数十人が施設とその周辺を調べる様子が確認された。
警察は、現時点で敷地内にはいかなる脅威もないとしている。
モルソン・クアーズはツイッターへの投稿で「当社の最優先事項は従業員の安全であり、今後警察と連携して最新の情報を提供していく」と述べた。