バイデン氏が演説、勝利に自信 「国民の支持」強調
(CNN) 米大統領選で優位に立つジョー・バイデン前副大統領は6日、デラウェア州ウィルミントンで演説し、選挙戦の勝利に自信を示した。激戦州での開票作業が続くなか、同氏の陣営は当選を決めるのに必要な過半数の選挙人獲得へじりじりと近づいている。
バイデン氏は「我々はまだ最終的な勝利を宣言する状況にない。だが数字を見れば一目瞭然だ」「我々はこの選挙戦に勝利する」と明言した。そのうえで、ジョージア、ペンシルベニア両州での逆転などに言及し、最終的に獲得する選挙人の数が300人を超える勢いだと述べた。
また全米の一般投票でも明確に過半数を取れる見込みだとし、「国民の支持」を受けて選挙戦を制することができるとの認識を示した。
CNNによる選挙人獲得数の予測では、バイデン氏は253人対213人でトランプ氏をリードしている。
バイデン氏はこのほか、5日に副大統領候補のカマラ・ハリス氏とともに公衆衛生の専門家らと面会したとも説明。選挙の最終的な結果を待ちつつ、新型コロナウイルスの感染拡大という国内の喫緊の課題に積極的に取り組む姿勢をアピールした。
この日、米国の1日の新型コロナ感染者数は12万5000人と、過去最多を更新した。