米議事堂襲撃の調査委員会、マコネル氏が共和党議員に設置反対を強く求める
コリンズ氏はマコネル氏の懸念点に対応する法案の修正に動いてきた。下院が通過した法案の「欠陥」を直す修正により法案への主な反対意見に対応できたはずで、ペロシ下院議長とも修正について合意を得られたと同氏は語る。
共和党指導部は10人の造反が出るとは見ていない。委員会が民主党の政治的利益のために利用され、共和党が上下両院で過半数を取り戻す取り組みを損なうものだとの党内での説得が効を奏していると見る。
それでも、下院でマッカーシー院内総務の呼びかけにもかかわらず35人の共和党議員が造反したのを見て、マコネル氏はぬかりなく対応しようと圧力を強めている様子だ。
同氏は2月の議場での演説で、議事堂襲撃はトランプ氏が誘発したものだと発言。襲撃後には同僚議員にトランプ氏が「いなくなって」ほしいと語り、共和党はトランプ氏を離れて前進すべきだと唱えていた。
だが議場の演説から2週間後には、2024年の共和党大統領候補はそれがトランプ氏であっても「完全に」支持すると発言。トランプ氏の党内での人気を認める姿勢に転じたように見える。