黒人活動家ジャクソン師、転倒して頭を打ち入院 米
(CNN) 米国の黒人活動家ジェシー・ジャクソン師(80)が1日、訪問先の大学で転倒して頭を打ち、病院に収容された。
ジャクソン師が設立したNGO「レインボー・プッシュ連合」の発表によると、首都ワシントンの黒人大学、ハワード大学を訪れ、建物に入ったところで転倒したという。
すぐにハワード大学病院へ運ばれ、CTスキャンなどの検査を受けた。異常は見つからなかったが、翌朝まで経過観察を受けることになった。
ハワード大学では学生寮にかびが生えたり、ネズミやゴキブリが出たりするとして改善を求める学生グループが、座り込みなどの抗議運動を展開している。ジャクソン師はこの日、学長や学生グループとの会合を予定していた。
同師は今年2月、腹痛を訴えて入院し、手術を受けたと伝えられた。8月にはジャクリーン夫人(77)とともに新型コロナウイルス感染症で入院。9月初めに退院したが、その後も持病のパーキンソン病のため、別の施設でしばらくリハビリを受けた。