子どもに配られたハロウィーン菓子に縫い針、警察が捜査 米
(CNN) 米オハイオ州で行われたハロウィーンの「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」のイベントで、子どもたちに配られたお菓子の中から縫い針2本が発見され、警察が保護者に注意を呼びかけた。
同州フォストリア警察の10月31日の発表によると、市内で30日夜に開かれたイベントの後、縫い針が混入されたお菓子が見つかった。
警察は、子どもがどこで問題のお菓子を受け取ったのかは分かっていないとしながらも、保護者全員に対して、子どもたちがもらったお菓子の中身をチェックするよう呼びかけている。
地元の病院は1日から、ポータブルX線検査装置を使ってハロウィーンのイベントで配られたお菓子を検査すると申し出た。
警察が公開した画像では、「キットカット」の一部がはがされて中に仕込まれた縫い針が露出している。別の画像では「サワーパッチキッズ」の袋の側面に小さな穴があいていた。
フォストリア警察はフェイスブックで「不穏な」事件と位置づけ、捜査していることを明らかにした。
ハロウィーンのお菓子への異物混入は、1958年以来、調査を続けているデラウェア大学のジョエル・ベスト教授によると、それほど頻繁に発生しているわけではないという。
「トリック・オア・トリートで配られたお菓子の異物混入で死亡したり重傷を負ったりした子どもがいるという証拠は、これまでのところ見つからない」と同教授は指摘。お菓子への異物混入が報告されることはあるものの、報告を受けて捜査が行われたのは、同教授が知る限りは2件のみで、いずれもほとんどが虚偽だったという結論に達したという。