議会侮辱罪で起訴のバノン被告が出頭、公判前に保釈

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FBIのワシントン支局に現れたスティーブ・バノン被告=15日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

FBIのワシントン支局に現れたスティーブ・バノン被告=15日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

(CNN) 1月6日の米議会議事堂襲撃事件を調べる下院特別委員会の召喚状に応じず、議会侮辱罪で起訴されたトランプ前米大統領の元顧問で首席戦略官のスティーブ・バノン被告(67)が15日に出頭した。被告は即日保釈され、公判前に勾留されることはない見通しだ。

バノン被告はこの日、連邦裁判所に初めて出廷した。18日には罪状認否が予定されている。

検察はバノン被告の公判前勾留は求めなかった。判事が承認した保釈条件に基づき、バノン被告は毎週の出頭やパスポートの提出、指定区域外に出る際に通知すること、米本土の外に出る場合は裁判所の承認を求めることに同意した。

FBIのワシントン支局に現れたスティーブ・バノン被告=15日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images
FBIのワシントン支局に現れたスティーブ・バノン被告=15日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

バノン被告は先週、証言録取の拒否に関連した罪、および下院調査委への文書提出の拒否に関連した罪で起訴された。司法省によると、いずれの罪でも、有罪となった場合は30日以上1年以下の禁錮と最大10万ドル(約1100万円)の罰金が科される。

バノン被告は出廷前に連邦捜査局(FBI)のワシントン支局に出頭。大勢の報道陣に迎えられた被告は強気の姿勢を示し、「われわれはバイデン政権を引きずり下ろす」と語った。

出頭直前にはSNSのライブ配信も行い、支持者に対して引き続き状況を注視するよう呼び掛けた。「誰一人私たちの行動から目を話さないでほしい」としている。

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