アジア人女性が石で襲われ重体、憎悪犯罪チームが捜査 米NY
(CNN) ニューヨーク市警(NYPD)によると、同市クイーンズ区で26日、アジア人の女性(61)が男に襲われ重体となる事件があり、アジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)を専門に扱うチームが捜査にあたっている。
NYPDの報道官によると、女性は同日午前8時ごろ、男に大きな石で頭を殴られ、顔面と頭部にけがを負った。
警察は27日、この事件に関連する暴行と嫌がらせの疑いで33歳の男を逮捕した。
資金調達サイト「ゴーファンドミー」には、負傷した女性の医療費を支援するために寄付を募るページが開設されている。
NYPD内の専門チームは、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)中に急増したアジア系米国人への憎悪犯罪に対応する目的で設置された。
アジア系米国人への差別を監視する人権団体「ストップAAPI(アジア太平洋諸島系)ヘイト」には、昨年3月19日から今年9月30日までに、アジア太平洋諸島系の米国人を狙った憎悪犯罪が1万370件も報告された。