小型機墜落、生存者見つからず 米カリフォルニア州南部
(CNN) 米カリフォルニア州南部のサンディエゴ郡エルカホンで27日午後7時すぎ、小型ジェット機が墜落した。当局によると、現場で生存者は見つかっていない。
墜落機は米航空機メーカーのリアジェット製で、現場近くの飛行場に着陸する予定だった。搭乗していた人数は不明。検視当局が今後、遺体の身元を確認する。
サンディエゴ郡保安局は、地上でけが人は出なかったことを確認した。車両1台が破損したとの報告もある。
消防隊が現場に駆け付けた時はかなりの雨が降り、約60メートルの範囲にがれきが散乱していた。
現場から約800メートルの消防署からは、火の玉と煙が見えたという。
エルカホン付近の当時の風速は約4~7メートルだったが、近くの山沿いでは最大風速が約17~20メートルに達していた。
目的地の飛行場では午後6時50分ごろから8時ごろまで、雲の高さが500フィート(約152メートル)を切り、視界が1.6キロを下回る状態が続いていた。専門家によると、この気象条件ではパイロットが目視でなく、計器に頼って飛行していたとみられる。