10歳少女死亡事件、逮捕された容疑者は14歳少年 米地元検察
(CNN) 米ウィスコンシン州チッペワ郡で10歳の少女が遺体で見つかった事件で、地元検察は27日、逮捕された容疑者は14歳の少年だと明らかにした。
検察によると、少年は第1級故意殺人や第1級性的暴行など3つの容疑で訴追されている。
少女の遺体は25日に雑木林の中で見つかり、翌26日に少年が逮捕されていた。少年は調べに対し、最初から被害者を強姦(ごうかん)して殺すつもりで一緒に林に入ったと供述しているという。
検察は裁判所での審問で、地域社会を守る必要性に言及。少年に厳罰が下る可能性を踏まえると、逃亡の恐れがあると指摘した。
判事は州の要請通り保釈金を現金100万ドル(約1億3000万円)に設定することに同意した。他の少年と接触させないこと、凶器を持たせないことも保釈条件となる。
一方、弁護士は少年が運転できず、自力で生活費を稼ぐ能力もないことなどを理由に逃亡の恐れはないと主張した。
次回の審問は来月5日の米東部時間午後4時半に設定されており、少年は動画で出廷する予定。
検察は事件を引き続き成人の裁判所で扱うか判断するのは時期尚早だと指摘した。ウィスコンシン州法上、第1級故意殺人の審理はまず成人の裁判所で始まることになっている。