小学生の朝食に床のシーラー剤、牛乳と思い12人飲む 米アラスカ州
(CNN) 米アラスカ州ジュノーの小学校で20日までに、夏季の保育プログラムで提供された朝食の中に床のシーラー剤が含まれ、12人の小学生が牛乳と思って飲む事故が起きた。
ジュノー学区の声明によると、14日に保育プログラムに参加していた小学生から、朝食の牛乳の味が変で、口やのどが焼け付くように感じるとの訴えがあった。
朝食は外部の委託業者がトレーに載せた形で提供され、児童は各自でトレーを食堂のテーブルに運んでいた。
児童の訴えを受けてスタッフがにおいや味、容器やラベルを確認。「牛乳」と思われたものは実際には床のシーラー剤だったことが判明した。スタッフはすぐに、児童に摂取せず、トレーから取り除くように呼びかけた。
プログラムの現場責任者は毒物規制機関に連絡をとり、指示された手順に従って対応した。保護者にも通知したという。
運営者は州から許可を受け、5~12歳の小学生を対象とした保育プログラムを提供していた。
学区の声明によると、児童1人が近くの病院で手当てを受けた。他に2人学校から病院に向かい医療上の助言を受けた可能性があるという。他の9人の状態は声明に記述がなかった。
同学区や外部委託業者、市、警察などがこの事案の起きた経緯を調べている。
朝食を提供した外部業者は安全対策チームや幹部が現地に向かい、捜査に全面的に協力するとの声明を出した。