女児の自宅前で拉致未遂、玄関カメラに犯行場面 米
(CNN) 米オハイオ州ハミルトンで自宅前にいた6歳の女児が拉致されそうになる事件があり、玄関のカメラがとらえた犯行場面のビデオをCNNが入手した。
ビデオは23日に録画された。女児が前庭の縁石付近でごみ箱のわきに立つ姿が映っている。そこへ容疑者の男(33)が近付き、女児の体を触る様子や腕をつかんで連れ去ろうとする様子が見える。女児はその後、容疑者から逃れて走り出した。
母親のマンディ・ミラーさんが26日、CNNとのインタビューで語ったところによると、男は女児が叫び出した後、手を放したという。叫び声はビデオにも入っている。
ミラーさんによれば、女児はいつものようにごみを出しに行った後、ものすごい声で叫びながら居間に駆け込み、「だれかに連れて行かれそうになった、体を触られた」と訴えた。
ミラーさんが外へ飛び出すと、歩道を歩いていく男の姿が見えた。夫と一緒に走って追い掛けようとしたが、その後夫が車で追跡し、容疑者は最終的に警察に逮捕された。
ミラーさんは女児にカウンセリングを受けさせ、本人の希望で引っ越しも検討していると話した。
容疑者は拉致の重罪に問われ、身柄を拘束されている。