米小学校銃撃事件から間もなく10年、追悼スペースを一般公開
(CNN) 米コネティカット州ニュータウンのサンディーフック小学校で起きた銃乱射事件からまもなく10年を迎える13日、同市内に設けられた犠牲者の追悼施設が一般に公開された。
事件は2012年12月14日に発生し、児童20人と教職員ら6人が死亡した。
追悼施設は渦巻状の小道で構成される。道に沿って森を抜け、池を渡り、草地を通った先の中央部には、犠牲者の名前を刻んだ噴水がある。
水はらせん状に流れ、中央に植えられたカエデの若木に注ぐ。流れにろうそくや花を浮かべることもできる。
追悼施設には花などを手向けることができる/Bryan Woolston/AP
このデザインは追悼施設の建設委員会が5年間かけて、189件の応募作の中から選んだ。
当時6歳の娘を亡くしたという母親はCNNとのインタビューで、「娘が追悼施設の一部となったことに感謝している」「美しく整備された施設だ」と話した。
自身もまた、娘への祈りを込めて、動物の保護施設を開設した。こうしたプロジェクトが「人間の善良さ」を示すことになるよう願っているという。