米ラップグループ「ミーゴス」のテイクオフ、パーティー会場外で撃たれ死亡
(CNN) 米人気ラップグループ「ミーゴス」のメンバー、テイクオフさんが1日未明、テキサス州ヒューストンで銃で撃たれて死亡した。28歳だった。グループに近い情報筋がCNNに確認した。
ヒューストン警察署のトロイ・フィナー署長が1日の会見で明らかにしたところによると、警察は現地時間の午前2時34分前後に銃撃の通報を受けた。現場はビリヤードやボーリングが楽しめる施設で、当時は非公開のパーティーが開かれていた。駆け付けた警官らはそこで男性1人が死亡しているのを発見した。
このほか23歳の男性と24歳の女性の2人が銃撃で負傷。病院で手当てを受けたが命の危険はないという。
施設の従業員らは警察に対し、パーティー終了後に口論が発生したと説明。大勢の集団が建物外の入り口付近に集まり、銃撃に至ったとした。
フィナー署長は、銃撃時に少なくとも40人がその場にいたとした上で、死亡した男性をテイクオフさんと特定した。
同署殺人課のマイケル・アーリントン巡査部長によると、現場にいた人々の多くは逃げ出し、警察に供述することはなかった。
テイクオフさん死亡のニュースはヒップホップ界に衝撃を与えた。9月にはラッパーのPnBロックさんが、ロサンゼルス市内で強盗に射殺される事件も起きていた。
テイクオフさんの死亡を受け、1日には人気ラッパーらがSNSへの投稿で哀悼の意を表明。最近テイクオフさんと共同で楽曲を制作していたグッチ・メインさんは、知らせを聞いて「心が打ちのめされた」と、インスタグラムに書き込んだ。