小学校に銃持ち込み、2年生児童の母親ら2人を起訴 米ミシガン州
(CNN) 米中西部ミシガン州グランドラピッズの小学校に2年生の児童(7)が銃を持ち込んだ問題で、この児童の母親ら大人2人が起訴された。
郡検察が16日の記者会見で発表したところによると、児童は今月3日、リュックサックに半自動式のけん銃を入れて登校した。銃に弾は込められていなかった。
母親(32)が児童虐待の軽罪で起訴された。また、母親の婚約者(29)は重罪を犯した人物でありながら武器を所持した罪に問われている。市当局によると、婚約者は現在、別件で拘束されている。
検察は、「1人が銃を家に持ち込み、もう1人はその銃を子どもの手が届く場所に置いた。これを児童が学校に持ち込んだ」と説明した。
米国内では小学生が銃を学校に持ち込み、保護者らが責任を問われるケースが相次いでいる。1月にはバージニア州の小学校で、6歳の男子児童が教員を銃で撃つ事件が発生した。
警察責任者は16日、違法銃器を根絶し、合法的に入手された銃器も子どもの手が届かない場所に保管することが、子どもの安全を守るために極めて重要だと指摘した。
同責任者によれば、さらに1週間後には別の小学校で、3年生の児童のリュックサックから弾を込めた銃が見つかった。
これを受け、グランドラピッズの公立学区は先週、リュックサックでの登校を禁止すると発表した。