登山者が100メートル滑落、たまたま居合わせた救助隊が救出 米オレゴン州
(CNN) 米オレゴン州の最高峰フッド山(標高約3426メートル)で足を滑らせて滑落した36歳の女性を、たまたまその場に居合わせたボランティアの救助隊が目撃して救出する出来事があった。女性は病院に搬送されて一命を取りとめた。
同州クラッカマス郡保安官事務所によると、現地時間の25日午前、フッド山の山道を下山していた女性が足を滑らせて転び、約90~120メートル滑落した。
この場面を、山岳地帯で救助活動を行っている非営利のボランティア団体「ポートランド・マウンテン・レスキュー(PMR)」の一行が目撃。すぐに緊急通報して女性の救助に駆け付け、応急手当てをした。
その後応援の救急隊が到着し、連携して女性を下山させた。
救助された登山者のリア・ブラウンさんはCNNの電子メール取材に対し、この時のことは記憶がなく、なぜ転落したのか分からないと振り返った。