小政党リバタリアン党、チェース・オリバー氏が指名獲得 米大統領選
(CNN) 11月に本選が行われる米大統領選で、チェース・オリバー氏(38)は26日、米首都ワシントンで開催された小政党リバタリアン党の党大会で、同党からの指名を獲得した。指名候補を選出するための投票は7回に及んだ。
オリバー氏はジョージア州の議会選に複数回出馬した経験があり、リバタリアン党には2010年に入党した。オリバー氏は演説で、リバタリアン党の価値観を、より多くの聴衆に受け入れてもらえるようにすることに重点を置いた。
オリバー氏は指名獲得後、CNNの取材に答え、本選では全米で2%の得票を得ることは妥当な目標だとの考えを明らかにした。
オリバー氏は、現職のバイデン大統領や共和党からの指名を確実にしているトランプ前大統領、無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏らとどのように争うのかとの質問に対し、より多くの票を獲得するために、できる限り多くの人たちと話をするつもりだと答えた。オリバー氏は、民主党と共和党のパワーバランスを崩すことができるとの自信を示した。
オリバー氏は、移民の市民権獲得への過程の簡素化や就労ビザの拡大を求めているほか、米国が国外の戦争に関与することに強く反対している。人工妊娠中絶に代わる選択肢を推進する一方で、中絶手術の「非犯罪化」を各州に求めたいとしている。