イルカ146頭が集団座礁、米史上最多 米マサチューセッツ州

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米マサチューセッツ州の海岸に先月打ち上げられたイルカについて、米国で確認された哺乳類の集団座礁としては史上最も多かったことがわかった/Courtesy International Fund for Animal Welfare

米マサチューセッツ州の海岸に先月打ち上げられたイルカについて、米国で確認された哺乳類の集団座礁としては史上最も多かったことがわかった/Courtesy International Fund for Animal Welfare

(CNN) 米マサチューセッツ州東部ケープコッドの海岸に先月打ち上げられた140頭あまりのイルカについて、保護団体はこのほど、米国で確認された哺乳類の集団座礁としては史上最も多かったと発表した。

国際動物福祉基金の11日の発表によると、今回の集団座礁は6月28日から始まったと思われ、同州ウェルフリートの海岸に漂着したイルカの航空映像を解析した結果、146頭が打ち上げられていたことが分かった。

このうち102頭が生き残り、生存率は70%だったと同団体は指摘。安楽死させたのは7頭で、37頭は自然死だったとしている。

座礁したのはタイセイヨウカマイルカで、同団体は当初、125頭前後との見方を示していたが、その後、1回に集団座礁した頭数は同団体史上、最も多かったことを確認した。

イルカの数の多さや大きさ、広い範囲に散らばっていたこと、到達が難しい場所だったことなどから救出は難航した。

しかし7月8日までに100頭以上を海に戻すことができ、イルカに装着した追跡装置から、海岸から離れた安全な場所にいることが確認された。

クジラ観測船からも、マークを付けたイルカ数頭が、座礁しなかった数百頭の群れと一緒に泳いでいるのを見たという報告が入っているという。

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