ガザ停戦交渉、進展も「最後の詳細」を協議 米当局者

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イスラエルからの爆撃をうけ煙が立ち上る学校施設へ向かって走るパレスチナ人=3日、ガザ市北部シェイク・ラドワン地区/Omar Al-Qattaa/AFP via Getty Images

イスラエルからの爆撃をうけ煙が立ち上る学校施設へ向かって走るパレスチナ人=3日、ガザ市北部シェイク・ラドワン地区/Omar Al-Qattaa/AFP via Getty Images

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で続いているパレスチナ自治区ガザ地区での停戦と人質の解放をめぐる交渉について、合意に向けた話し合いが続いていることがわかった。米ホワイトハウスのカービー広報補佐官(国家安全保障担当)が26日、明らかにした。週末にはイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で大規模な攻撃の応酬が起きていた。

エジプト首都カイロで行われている交渉に詳しい米政府高官によれば、週末の話し合いでは進展がみられた。仲介国は停戦合意の一環として交換される受刑者の名前を含む「最終的な詳細」について協議を行ったという。

米政府高官によれば、こうした進展が即座の最終的な合意を保証するものではないものの、現在は交渉の最も重要な点について協議が行われている。

汚水に覆われた通りを歩くパレスチナの人々=7月19日、ガザ地区中部デイルアルバラ/Bashar Taleb/AFP/Getty Images
汚水に覆われた通りを歩くパレスチナの人々=7月19日、ガザ地区中部デイルアルバラ/Bashar Taleb/AFP/Getty Images

カービー氏によれば、ハマスを含む全ての代表が協議に参加し、最終合意に向けて、より具体的に話し合いを進めることができたという。

ハマス政治部門のバセム・ナイム氏は、ハマスは26日に協議に参加していないと述べた。ナイム氏は中東メディアの取材に答え、ハマスは7月2日の提案で合意した内容について交渉する用意があるものの、イスラエルのネタニヤフ首相が付け加えた条件は受け入れないと改めて主張した。

米政府高官は、残された課題は大きいが、潜在的には克服できるものとみられていると語った。

交渉の重要な争点の一つは、エジプトとの国境沿いにあるガザ南部の緩衝地帯(通称・フィラデルフィア回廊)に駐留するイスラエル軍だ。ハマスは、停戦合意の初期段階で同地での駐留を継続したいというイスラエル軍の意向に反対の姿勢を示している。

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