北朝鮮に越境の米兵、司法取引で有罪認める見通し

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昨年7月に韓国から北朝鮮に越境したトラビス・キング2等兵。軍法会議で司法取引で有罪を認める見通しとなった/Family Photo/AP

昨年7月に韓国から北朝鮮に越境したトラビス・キング2等兵。軍法会議で司法取引で有罪を認める見通しとなった/Family Photo/AP

(CNN) 昨年7月に韓国から北朝鮮に越境し、軍法会議で脱走や暴行の罪に問われた米陸軍のトラビス・キング2等兵が、司法取引で有罪を認める見通しとなった。担当弁護士が26日に声明を出した。

キング2等兵は軍法に基づき、計14件の罪で起訴されていた。同弁護士によれば、このうち脱走罪や上官の命令に従わなかった罪、下士官に暴力を振るった罪など5件で有罪を認める。

それ以外の罪では無罪を主張する予定。ただし、このうち児童の性的画像を所持した罪については、軍が起訴を取り消すとみられる。

罪状認否や量刑の言い渡しは、来月20日にテキサス州で予定されている。

軍側の報道官も、弁護団との司法取引を確認した。本人は引き続き勾留されるという。

米軍当局者らによると、キング2等兵は韓国駐在中の2022年10月にソウル市内のクラブで暴力事件を起こし、拘束されていた。釈放から約1週間後の昨年7月、帰国便に乗せられる予定だった空港の保安検査場から逃げ出した。

翌日、北朝鮮との軍事境界線付近を見学するツアーに参加し、「意図的に許可なく」境界線を越えたとされる。越境後、北朝鮮側に身柄を拘束されたが、昨年9月に米国へ引き渡されていた。

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