激戦州ペンシルベニア、有権者の過半数が人工妊娠中絶の合法化を支持 CNN出口調査
(CNN) 5日に投開票を迎えた米大統領選で、選挙戦の行方を左右する可能性の高い激戦州の一つであるペンシルベニア州の有権者のうち約3分の2が、人工妊娠中絶について、ほとんど、あるいはすべてのケースで合法であるべきだと考えていることがわかった。CNNの出口調査で明らかになった。
調査によれば、ペンシルベニア州の有権者は、原油やガスを採掘する際の「水圧破砕(フラッキング)」について、約55%が支持した。反対は40%未満だった。
全体的にみて、ペンシルベニア州の有権者は最大の争点として、経済か民主主義の在り方かのどちらを選ぶかで割れた。経済と民主主義の在り方を最大の争点として選んだのはそれぞれ約3割。重要な争点として人工妊娠中絶を選んだのは15%。移民問題が12%、外交政策が5%と続いた。
現職のバイデン大統領の支持率は約43%と今年の全米での水準と同程度だった。
2024年大統領選に本戦に合わせてCNNが実施した出口投票には、数千人の有権者を対象とした聞き取り調査が含まれる。選挙当日に票を投じた人と、期日前投票や不在者投票を行った人の両方が対象になった。この規模により、出口調査は今年の選挙に臨んだ有権者の人口動態上の特徴や政治的見解を理解する強力なツールとなる。調査結果は最終的に、選挙結果という究極の指標に照らして検証される。