空港フェンス突き破った小型機が車に衝突、5人死亡 巻き添えのドライバーも 米アリゾナ州
(CNN) 米アリゾナ州の空港で、離陸を中止した小型機が空港フェンスを突き破って外の車に衝突する事故があり、子ども1人や巻き添えになったドライバーを含む5人が死亡した。
米国家運輸安全委員会(NTSB)の6日の発表によると、現地時間の5日午後4時40分ごろ、同州フェニックス東部のファルコンフィールド空港で、離陸を中止したホンダジェットHA―420が空港の外周フェンスと乗用車に衝突した。
地元当局や米連邦航空局(FAA)によれば、同機は空港の外にいた車両に衝突し、同機に搭乗していた5人のうち、12歳の子どもを含む4人が死亡した。残る1人はやけどを負って病院に搬送された。
衝突に巻き込まれた車のドライバーも死亡した。警察は身元の確認を急いでいる。
事故を目撃したパイロットのジョシュア・ゴラビさんはCNN提携局のKPNXに対し、小型機が金属製のフェンスと「複数のコンクリート壁」を突き破ったと語った。
「自分たちの飛行機に乗り込んで出発しようとしていたところ、ポンという音が聞こえて煙が見えた」とゴラビさんは振り返る。
機体は一時、炎に包まれたとKPNXは伝えた。
事故についてはNTSBの主導で調査を続けている。