シリア大統領、ホウラ虐殺を非難 「外国との戦争に直面」

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(CNN)  シリア中部ホウラで幼い子ども多数を含む民間人100人あまりが虐殺された事件で、アサド大統領は3日、議会で演説し、虐殺に対して強い憤りを示すとともに、「テロリスト」と「(シリアに対する)陰謀」を強く非難し、外国からの戦争に直面しているとの認識を示した。

演説の中で大統領はホウラの虐殺について「たとえ怪物であったとしてもあんなことはできない」と強く非難、「我々は外国からの戦争に直面している」「それに対応するのは、国民に対応するのとはわけが違う」と訴えた。アサド大統領が公の場で演説するのは1月以来。

国連安全保障理事会は先月27日、ホウラの虐殺を非難する声明を発表。米国などの理事国は相次いで、虐殺はシリア政府軍によるものだと非難していた。

アサド大統領の演説では、直ちに戦闘をやめた者は恩赦の対象になると述べて武器を捨てるよう呼びかけるとともに、政治改革を進める姿勢を強調。「(シリアに対する)陰謀に対峙するのは容易ではないが、我々は障害を克服する」と力説した。

一方、反体制派でつくる「地域調整委員会」によれば、西部ホムスではこの日も砲撃が続き、国内各地で子ども5人を含む37人が死亡したという。

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