トランプ氏、ウクライナ大統領からの手紙に謝意 ロシアは「肯定的」と反応
(CNN) 米国のトランプ大統領は4日、連邦議会で行った施政方針演説のなかで、ウクライナでの残虐な紛争を終わらせるために精力的に取り組んでいると語り、ウクライナのゼレンスキー大統領から送られた書簡について謝意を示した。トランプ氏とゼレンスキー氏は先月末、米大統領執務室で口論となっていた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は5日、ゼレンスキー氏が和平交渉に前向きな姿勢を示していることをどうとらえているかとの質問に対し、肯定的にとらえていると答えた。「問題は誰と座るかということだ。現時点ではウクライナの大統領がロシア側と交渉することは法的に禁止されている。したがって、全体的なアプローチは肯定的だが、ニュアンスはまだ変わっていない」
ウクライナのイエルマーク大統領府長官は、ロシアが戦争を終わらせたいのであれば、毎日ウクライナに対して行っている砲撃を止める必要があると述べた。
ウクライナ当局は5日午前、ロシアがウクライナ全土に対して実施した空爆により、少なくとも2人が死亡したほか、8人が負傷したと明らかにした。民間のインフラにも被害が出たという。