トランプ氏の議会演説、視聴者の70%が「肯定的」 米世論調査
(CNN) トランプ米大統領が4日に連邦議会で行った施政方針演説について、共和党支持者の多い視聴者は全体として肯定的に受け止めていることがわかった。調査会社SSRSが実施したCNNの世論調査で明らかになった。
視聴者の多くは、トランプ氏の政策が国を正しい方向に導くだろうとの見方を示した。ただ、トランプ氏が自分たちのような人々を助けたり、大統領権限を責任を持って行使したり、国に対して真のリーダーシップを発揮したりすると強い信頼を示した人は、より少なかった。
演説を視聴した人のうち約70%が演説に対し、少なくとも何らかの肯定的な反応があったと答えた。非常に肯定的と答えた人の割合は44%だった。この数字は、8年前にトランプ氏が行った演説に対して非常に肯定的と答えた人の割合(57%)よりも低かった。バイデン前大統領が2021年に行った演説には51%の人が非常に肯定的と回答していた。トランプ氏が18年に行った一般教書演説については48%が非常に肯定的としていた。
大統領が行う議会演説は肯定的な評価が一般的だ。これは、大統領の所属政党からの支持者が大部分で、おおむね友好的な聴衆を引き付けやすいためだ。
CNNの世論調査はクリントン元大統領の時代までさかのぼってほとんどの年で実施されており、視聴者の反応は常に肯定的だった。
今回のトランプ氏の演説を視聴した人は、一般の人たちよりも共和党支持者が約14ポイント多かった。