スペイン列車事故、運転士を業務上過失致死で起訴
スペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステラ(CNN) スペイン北西部ガリシア州サンティアゴ・コンポステラで起きた列車脱線事故で、列車の運転士フランシスコ・ホセ・ガルソン容疑者が28日、業務上過失致死傷の罪で起訴された。
ガルソン被告は保釈されたが、列車運転免許は6カ月間停止、パスポートも没収され、毎週1回の出廷を義務付けられた。
地元保健当局者によると、28日午前に新たに1人が死亡し、事故の死者は少なくとも79人となった。身元が判明した75人のうち63人がスペイン人で、2人は米国人。同日の時点で入院中の負傷者は約70人、このうち22人が重傷とされる。
事故をめぐっては、列車が規定速度を大幅に超えたスピードでカーブを曲がろうとした可能性が指摘されてきた。フェルナンデス内相は27日、「運転士の落ち度」によって事故が起きたと考えるべき手掛かりがあると述べたが、詳細な内容は明らかにしていなかった。