武装集団がバス乗客13人を山に連行、殺害 パキスタン
(CNN) パキスタン南西部バルチスタン州で6日未明、走行中のバスが武装グループの銃撃を受け、乗客ら13人が連れ去られた。警察が付近の山中で全員の遺体を発見した。
警察の調べによると、二十数人のグループが、州都クエッタを出発して中部パンジャブ州へ向かっていたバス2台に発砲して停車させた。治安要員2人を含む13人が拉致され、山中で一人ずつ殺害されたとみられる。現時点で犯行声明は出ていない。
同州ではこれまでも、分離独立を掲げる武装勢力が労働者やバス乗客らを殺害する事件が続発していた。
5日夜には同じ地域で、石油タンク車が警官の制服を着た武装グループに襲撃され、警備要員1人が死亡、1人が負傷した。