マレーシア機撃墜、「全責任はウクライナに」 ロシア国防相
ウクライナ・キエフ(CNN) ロシアのショイグ国防相は10日、ウクライナ東部上空で今年7月に発生したマレーシア航空17便の撃墜事件で、ウクライナが自らの内政危機を解決していれば起き得なかった悲劇とし全ての責任は同国にあるとの考えを示した。
ロシアのイタル・タス通信によると、マレーシアのヒシャムディン国防相とモスクワで会談後に述べた。国防相は「惨事はウクライナ上空で起きており、同国が全面的な責任を担うことになる」と主張した。
オランダの安全委員会が9日発表した、「大きなエネルギーを持つ外部からの物体が機体に当たった」ことが撃墜原因とした中間報告書をにらんだ発言ともなっている。報告書では撃墜の関与者に触れなかったが、欧米諸国は東部で政府軍と交戦していた親ロシア派武装勢力によるミサイル攻撃が原因と見ている。