衆院選で与党圧勝、アベノミクスに信任
東京(CNN) 14日投開票の衆院選で自民、公明の連立与党が圧勝し、全体の3分の2を超える議席を確保した。安倍政権の経済政策「アベノミクス」は、国民の信任を得て継続される見通しとなった。
衆院の475議席のうち、自公両党は326議席を獲得した。安倍首相は同日、有権者らの支持に感謝すると述べ、政策の継続、推進に向けて国民から信任を得られたとの認識を示した。
米ホワイトハウスは安倍首相と自民党の勝利に祝意を表した。
日本は今年、消費税率引き上げの影響などから定義上のリセッション(景気後退)に陥った。安倍首相はこうした状況を受けて消費税の再引き上げを延期し、同時に衆院解散・総選挙に踏み切った。
衆院で3分の2の議席を上回るというのは、憲法改正の発議や参院で否決された法案の再可決ができることを意味する。
アベノミクスに対しては、一般市民の間から「効果が実感できない」「生活は苦しくなるばかり」など不満の声も上がっていた。